ご紹介
放射線部

- 診療放射線技師:16名
(内マンモグラフィ認定技師:3名)
放射線部とは?
脳卒中・心大血管疾患等では1分1秒の診断の遅れが生命予後を左右します。
放射線部ではそれらの疾患に対し、即座に検査・診断するために万全の体制を整えています。夜間・休日においても緊急業務を習得したスタッフ2人体制の勤務により全ての検査業務を行っています。また、種々の放射線機器を用いたIVR治療では医師のバックアップに努めています。


最先端医療機器による低侵襲・低被ばく検査に努めています。
近年のCT装置では、人工知能(A.I)を用いることによりエックス線量を低減させることが出来ます。当院では、キャノンメディカル製のAiCEというソフトウェアを使用しています。今までの約半分程度の線量で検査をすることが可能です。また、一般撮影でもFPD(フラットパネル)を用いたシステムを構築。装置の感度や画像の確認までの時間が短くなり患者さんの負担も減少しました。
医師のバックアップ業務
近年の低侵襲治療方法の発達により、放射線機器を用いたIVR(画像下治療)が多くなっています。その際に、病変部と周りの血管の3D画像を構築したり、カテーテルの位置と血管の像と重ね合わせるなどの、医師の治療がスムーズに行えるようなバックアップ業務を行っています。
健診センターでの人間ドックも行っています
健診センターでは、胸部レントゲン撮影・胃透視撮影などの健康管理業務を行っています。完全フィルムレス化により、利便性の向上と検査費用の軽減を行っています。マンモグラフィ検査では、認定技師による撮影・機器精度管理を行うことにより施設認定を取得し、日々診療の精度を高める努力をしています。
主な医療機器
一般撮影システム CXDI-410C CXDI-710C CXDI-810C
X線の入力を、直接電気信号に変換できるFPDと呼ばれるデバイスを用いたシステムに使用しています。システムの利点としては、①使用するX線の量が半分以下。②直接画像に変換できるので、作業効率が向上。③細かい骨折などの画質が向上。これらの利点により、患者さんに対し安全かつ迅速な撮影ができます。
X線CT Aquilion ONE / NATURE Edition

X線の検出器が、320列配列された最新鋭CTを導入しました。高速に撮影できるので、ブレの無い鮮明な画像が得ることができ、息止めの難しい高齢者や患者様への負担を減らすことができます。また、人工知能を応用した画像構築により被ばく線量今までの1/3程度に抑えて撮影することが可能です。
MRIExelart Vantage Powered by Atlas ZGV

1.5Tの高磁場MRI(キャノンメディカル社製)を使用しています。ソフトウェアの発達により、造影剤を用いることなく全身の血管を描出することが可能です。装置の特徴でもある低音性に優れ、できる限り短時間で快適に検査を受けていただけるよう努力しています。
血管造影INNOVA3100 1台 INFX - 8000V 1台

脳血管・腹部血管・四肢血管は3D撮影の可能なINNOVA3100(GE社製)、心臓血管は心臓用のFPDサイズを搭載したINFX-8000V(キャノンメディカル社製)を使用しています。診断のみならず、血管形成術・血管塞栓術などの血管内治療や不整脈治療であるアブレーションも行っています。
透視台DCW-20A 2台 FLEXAVISION FD Package 一台

3台のDR装置(キャノンメディカル社製・島津社製)を使用しています。X線透視・撮影をデジタル処理することによりアナログで表現できなかった部分を描出し、微細な病変の発見に役立てています。
X骨塩定量 Horizon
信頼性の高い測定値と再現性に優れたDEXA方式のX線骨密度測定装置により検査を行っています。加齢や閉経、生活習慣病などが原因で発症する骨粗しょう症の診断を行うことができます。当院の装置では、腰椎での骨微細構造指標(TBS)を解析することができ、骨折のリスクも評価することができます。
乳房撮影装置Senographe DS Depister
乳房撮影認定施設使用基準を満たした装置(GE社製)を使用し撮影を行っております。デジタル乳房撮影装置ですので、①待ち時間が少なく②デジタル技術で画像をより精細に評価③被ばく線量を少なくして撮影することができます。当施設は「マンモグラフィ精度管理中央委員会」により認定された施設基準を満たし、認定施設の称号を得ておりますので安心して診療を受けていただけます。

ポータブル撮影装置
Sirius Star Mobile (日立) MOBILE ART eco MobileArt Evolution MX8 Version(島津)の三台を使用しています。システムをFPDに変更したので、その場ですぐに画像の確認をすることが可能になりました。そのおかげでカテーテルの位置調整などが、その場で出来るようになり患者さんの負担が少なくなりました。
外科用イメージ OEC Elite CFD(GE) OPESCOPE (島津)
OEC Elite CFD(GE)は、FPD搭載の外科イメージで あらゆるハイレベルな手術に対応できるよう設計されたプレミアムなCアームです。 OPESCOPE (島津)は、サイズの小さめのデジタルIIを使用しており、手術部位などにより角度調整などが難しい症例などに使用をしています。
画像ワークステーション ZIO STATIOM2
スタンドアロンタイプのワークステーションZIO STATION2を使用しています。現在の装置では、ソフトウェアをバージョンアップをしており、各種の画像処理の速度や正確性が向上しています。OPE室や心臓カテーテル室に配備をして3D画像をシュミレーション画像として手技のバックアップを行っています。
PACS 医療用画像管理システム
J-MACシステムのPACSシステムを使用しています。使用しているソフトウェアは、ACTRIS,XTREK,XTREK QA,Vox-base Manager,LUCID Reportingをです。画像の品質だけでなく、患者さんの検査情報を共有することによりより良い検査ができるように努めています。
施設基準・認定施設情報
- 画像管理加算Ⅰ・Ⅱ
- 電子管理加算
- マンモグラフィ検診認定施設B
- CT撮影(64列以上のマルチスライス型)
- MRI撮影(1.5テスラ以上の機器)
- 心臓MRI加算
学術業績等
- MRI循環器アプリケーションによる臨床研究
- その他 学会発表・画像コンテスト入選など