冠動脈バイパス手術(CABG)は、胸を開いて、詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術です。 この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。 手術は全身麻酔で行います。 詰まった冠動脈の先に体の別の部分から取り出した血管を、針と糸を使って縫い合わせていきます。重症多枝病変の治療には、循環器内科と連携を行いカテーテル治療と外科手術を組み合わせたハイブリッド治療も導入し低侵襲な治療となるよう努めています。
医療センター
冠動脈硬化症(狭心症・心筋梗塞)・大動脈瘤(胸部・腹部)に対する手術を施行しています。血管外科領域の治療に関しても積極的に行っており、主な手術内容としては下肢静脈瘤の治療や閉塞性動脈硬化症に対するバイパス術・透析内シャントの作成などを行っています。専門外来として、下肢静脈外来を開設しておりますのでご紹介宜しくお願いいたします。
冠動脈バイパス手術(CABG)は、胸を開いて、詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術です。 この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。 手術は全身麻酔で行います。 詰まった冠動脈の先に体の別の部分から取り出した血管を、針と糸を使って縫い合わせていきます。重症多枝病変の治療には、循環器内科と連携を行いカテーテル治療と外科手術を組み合わせたハイブリッド治療も導入し低侵襲な治療となるよう努めています。
最大径が45-50mm以上になると破裂の危険性が高まるため、人工血管置換術を行っています。
(右図 腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術)
もしくは、適応症例ではステントグラフト内挿術を行います。カテーテルを使用して行う手術なので低侵襲な治療方法です。高齢者や合併症の多い患者さんに適した治療法です。
当科では、①人工血管や自分の静脈を使って、新しい血液の道(バイパス)を作り、血液の流れを改善させる手術。もしくは、②カテーテルによる血管内治療(バルーンを用いた血管形成術)やステント(金属のメッシュ)を留置する手技を選択することが可能です。
静脈瘤とは静脈中の弁が何らかの原因で壊れ・血液が逆流し・下肢に溜まり・静脈が膨れ・蛇行した状態をいいます。汚れた血液が足にたまるために、むくみやだるさなどの症状が起こります。当院では、下肢静脈に対して以下の治療を局所麻酔の日帰り手術で行っています。
320列マルチスライスCTによって撮影されたデーターを3次元画像に加工を行い、造影剤なしで表在(大・小伏在)静脈の走行や拡張の程度、形態評価を行います。(※痛みや薬のアレルギーの心配は不要です。)得られた三次元画像より病変部位に合った治療を法を選択でき術前にどの組み合わせで治療を行うのか計画を立てることができます。右の治療例では、4つの手技を組み合わせて手術を行っています。