最大径が45-50mm以上になると破裂の危険性が高まるため、人工血管置換術を行っています。
(右図 腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術)

医療センター
当科では、院内の関連診療科と密接な連携を取りながら、心臓血管疾患に対するチームとして外科的治療を行っています。主な手術内容としては、閉塞性動脈硬化症に対する動脈バイパス術、慢性腎不全に対するシャント造設、下肢静脈瘤手術などの末梢血管手術を毎年100例前後行っています。開心術に関しては、大阪大学心臓血管外科教室との連携を取りながら地域の中核病院として適切な治療を行っていきます。
最大径が45-50mm以上になると破裂の危険性が高まるため、人工血管置換術を行っています。
(右図 腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術)
自家静脈の弁を切除しそのままの状態で動脈にバイパスを架ける in situ vein bypass を行いました。
上腕グラフト内シャントの増大するセローマに対してセローマ除去+動脈側グラフト再建を行いました。
静脈瘤とは静脈中の弁が何らかの原因で壊れ、血液が逆流し、下肢に溜まり、静脈が膨れ、蛇行した状態をいいます。汚れた血液が足にたまるために、むくみやだるさなどの症状が起こります。当院では、下肢静脈に対して以下の治療を局所麻酔の日帰り手術で行っています。
80列マルチスライスCTによって撮影されたデーターを3次元画像に加工を行い、造影剤なしで表在(大・小伏在)静脈の走行や拡張の程度、形態評価を行います。(※痛みや薬のアレルギーの心配は不要です。)得られた三次元画像より病変部位に合った治療を法を選択でき術前にどの組み合わせで治療を行うのか計画を立てることができます。右の治療例では、4つの手技を組み合わせて手術を行っています。