診療科・部門紹介

医療センター

バスキュラーアクセスセンター

バスキュラーアクセスとは、血液透析において患者様と透析装置との間で血液循環を可能とするために患者様側に設けられる仕組みのことで、自己血管や人工血管を用いた内シャント、表在化動脈、透析用カテーテルなどがあります。バスキュラーアクセスは透析患者様にとって、なくてはならない命綱のようなものです。バスキュラーアクセスの機能をいかに長期間保持するかが、透析患者様にとって重要な問題となります。当センターでは、バスキュラーアクセスケアを実践することで、透析患者様のバスキュラーアクセス病変に対して最良の治療を提供していきたいと考えております。

センターの特徴

  • シャント血管の評価ならびにシャント作成・再建手術、シャントPTAなどバスキュラーアクセスに関わる全ての管理と治療を行います。
  • 急性シャント閉塞などの緊急トラブルにも即時対応いたします。

担当医紹介

  • 泌尿器科: 松田 拓也 花盛 敬輝 
  • 心臓血管外科: 山口 高広 森田 雅文

診療内容

バスキュラーアクセス外来(予約制)

透析患者様のシャントトラブルならびに心血管系合併症(心筋虚血・重症虚血肢など)に関する診察・診断・治療を行います。
当院以外の患者さまでも、シャントの治療や作成・術後管理・定期的なシャントのエコー検査など、積極的なシャント管理に取り組んでいます。お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

予約担当(診察依頼・お問い合わせ)

地域医療連携室 Tel 072-966-2281 Fax 072-966-2282

  • バスキュラーアクセス診療情報提供書

バスキュラーアクセス治療

シャントPTA、バスキュラーアクセスインターベンション(VAIVT)

シャント狭窄や閉塞があった場合、最も一般的に行われる治療法がシャントPTAです。血流の流れを確保するために、バルーン付きのカテーテルという細い管を血管の中に挿入し、狭窄ないしは閉塞している部分を拡張させます。手術の際は、X線透視下で位置を確認しながら行ないます。血管内に血栓がある場合には、吸引して取り除いたり、血栓溶解剤で溶かして治療を行います。

シャント修復・再建手術

シャント狭窄や閉塞がPTAで治療困難な場合には、現在のシャントを温存して透析可能とする修復手術を行います。また、修復困難な場合には新たに作り直す再建術が必要な場合があります。

シャントPTAについて

維持透析をされている患者さまにとって、シャント・人工血管は本当の意味での "命綱"です。しかし、時間が経過するにつれ、ある一定の頻度で必ずシャントは閉塞・荒廃してしまいます。その治療法として最も一般的なものが、シャントPTAです。血流の流れを確保するために、カテーテルという細い管を血管の中に挿入し、詰まっている部分を拡張させます。手術の際は、X線透視下で位置を確認しながら行ないます。

シャントPTAのメリット

簡便な治療方法である
手技時間は、30分~1時間程度です。治療直後からでも透析を行うことができます。
安全性が高い
皮膚を切らずに治療できるために(針での穿刺程度)、身体への負担が少ないです。また、再狭窄した場合でも、同じ血管の利用を何度でも行えます。
一度狭窄したシャント静脈は、シャントPTAを実施しても再狭窄率が高くなってしまいます。平均開存は、4-5ヶ月程度です。完全に閉塞した状態では、治療が難しくなるので定期的なフォーロを行っています。
また、血管内治療で改善が乏しい場合や・短期間での再狭窄を起こすような症例では、外科的な再建術も考慮されます。

シャントPTA治療例

内シャント血流量が低下、穿刺困難となった為にシャントエコーを実施。吻合部から静脈側にかけて狭窄を疑われ、シャントPTAを施行。病変部は、石灰化の固い病変であったので高圧バルーンを用いて拡張を行った。
狭窄は、解除され流量が確保できた。

河内総合病院公式インスタグラム