子宮にできる良性の腫瘍(こぶのようなもの)です。30歳以降の女性では、約30%の方が子宮筋腫を持っていると言われています。多くの方は、月経に伴う症状で発見される場合が多いです。以下の症状のある方は、筋腫があるかもしれません。
子宮筋腫の症状
- 生理の量が多い。(血の塊が出てくるとがある)
- 生理が長引いて(7日間以上)終わらない。
- 不正出血がある。
- 健康診断で貧血を指摘された。
- なかなか妊娠しない。
子宮筋腫の検査方法
①内診と超音波検査をすれば筋腫があるかどうかは分かります。
【症状に応じて】
②貧血のチェック。
③MRI検査で筋腫の場所や大きさなどを診断します
治療方法
子宮筋腫は、必ず治療が必要な疾患ではありません。個人個人の症状や生活背景によって、治療の必要性や選択肢は変化します。子宮筋腫自体は薬で治すことはできませんが、出血などの症状については薬物療法でコントロールすることができます。妊娠を考えている方・筋腫が大きくなり他の症状(貧血がひどい・痛みが強い)が強くなる方は、手術治療(子宮摘出術や筋腫核摘出術)も考慮されます。