脳卒中は、日本人の主要死因の1つです。原因は、脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血に大別されます。脳卒中に加えて、認知症・脳変性疾患も重要な疾患です。これらの病気は、発病前に脳と脳血管の状態を詳しく調べることが予防、治療の上できわめて重要と考えます。MRIは、X線を使用しないので被爆の心配がありません。骨の影響も受けずにあらゆる方向から脳精密断層撮影が可能です。MRAは、脳血管撮影が可能です。MRI(磁気共鳴画像)検査と、MRA(磁気共鳴血管撮影)を併用し、脳の状態を詳しく調べることで、脳器質病変・血管病変・変性病変を発見することができ、非常に有用性が高くなります。