冠動脈バイパス手術(CABG)は、胸を開いて、詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術です。 この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。 手術は全身麻酔で行います。 詰まった冠動脈の先に体の別の部分から取り出した血管を、針と糸を使って縫い合わせていきます。

診療科
冠動脈硬化症(狭心症・心筋梗塞)・大動脈瘤(腹部)に対する手術を施行しています。血管外科領域の治療に関しても積極的に行っており、主な手術内容としては、下肢静脈瘤の治療や閉塞性動脈硬化症に対するバイパス術・透析内シャントの作成などを行っています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 1診 | - | 山口(第2,4のみ) | - | 大竹 | 山口 | - |
午前 | 2診 | - | - | - | - | - |
山口 高広 Takahiro Yamaguchi
大竹 重彰 Shigeaki Ootake
冠動脈バイパス手術(CABG)は、胸を開いて、詰まった冠動脈の先に迂回路(バイパス)をつくる手術です。 この処置により、狭心症や心筋梗塞の原因となる心臓の筋肉の血流不足が改善されます。 手術は全身麻酔で行います。 詰まった冠動脈の先に体の別の部分から取り出した血管を、針と糸を使って縫い合わせていきます。
閉塞性動脈硬化症は、血管の動脈硬化により狭窄や閉塞を起こして手先や足先へ栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなる病気です。当科では、①人工血管や自分の静脈を使って、新しい血液の道(バイパス)を作り、血液の流れを改善させる手術(写真矢印がバイパス血管)。もしくは、②カテーテルによる血管内治療(バルーンを用いた血管形成術)やステント(金属のメッシュ)を留置する手技を選択することが可能です。
血管がこぶのように拡大してきたものを動脈瘤と呼びます。ある程度以上の大きさを超えると突然破裂し突然死につながる疾患です。手術は破裂予防のために動脈瘤を人工血管に取り替えます(人工血管置換術)。
もしくは、適応症例ではステントグラフト内挿術を行います。カテーテルを使用して行う手術なので低侵襲な治療方法です。高齢者や合併症の多い患者さんに適した治療法です。
各種エコー検査 | 心臓エコー・末梢血管エコー |
---|---|
生理機能検査 | 心電図・運動負荷心電図・ABI(動脈硬化指数)・SPP(皮膚灌流圧) |
各種画像診断検査 | CT(冠動脈・四肢血管造影)検査・非造影による下肢静脈3DCT |
検体検査 | 生化学検査・形態学的検査 |