下肢静脈瘤とは、足の血管がコブになる病気です
健康な下肢静脈では弁が開閉して血液を心臓に戻すのを助けます。弁に損傷や病変が生じると血液の逆流により、静脈圧が上昇し血管に瘤が発生します。
下肢静脈瘤によって起こる症状としては、以下ものがあります。①静脈瘤②下肢の重感や倦怠感③痛み④皮膚のかゆみ➄足のむくみやこむら返り。これらの症状は、ほとんどがふくらはぎにおこります。
下肢静脈瘤は治療しないで放置すると症状が徐々に悪化することがあります。
専門外来
健康な下肢静脈では弁が開閉して血液を心臓に戻すのを助けます。弁に損傷や病変が生じると血液の逆流により、静脈圧が上昇し血管に瘤が発生します。
下肢静脈瘤によって起こる症状としては、以下ものがあります。①静脈瘤②下肢の重感や倦怠感③痛み④皮膚のかゆみ➄足のむくみやこむら返り。これらの症状は、ほとんどがふくらはぎにおこります。
下肢静脈瘤は治療しないで放置すると症状が徐々に悪化することがあります。
下肢静脈瘤は、40歳以上の女性に多く認められ年齢とともに増加していきます。特に立ち仕事の多い業種に多く見られます。最近の調査では、40以上の約8.6%に認められ、患者数は1000万人以上と推定されます。
日本人の約9%に下肢静脈瘤があり、患者数は1,000万人以上
出産経験のある成人女性の2人に1人が発症する
下肢静脈瘤は、目で見た形によって伏在型・側枝型・網目状・蜘蛛の巣状の4種類に分類されます。一般的に症状があり、手術が必要となるのは伏在型静脈瘤だけです。
硬化療法は、下肢の静脈瘤に薬を注射して固める治療です。固めた血管が硬くなることから硬化療法と呼ばれています。硬くなった静脈は、半年ぐらいで吸収されて消えてしまいます。
局所麻酔のもと、静脈の逆流している部分を外科的に切断する方法です、逆流は表在静脈と深部静脈との合流部分(鼠径部)や交通する部分(大腿など)に起こることが多く、その部分をすべて(通常2~6か所くらいになります)検査で見つけて、静脈を直接切断します。
カテーテルを静脈に挿入する
カテーテルから熱エネルギーを放出し静脈壁を収縮させる
カテーテルを除去し静脈壁が静脈を閉塞させる
瘤が大きいまたは多いケースでは何ヵ所か皮膚を切って静脈瘤を切除することがあります。スタブ・アバルジョン法(Stab avulsion)といって、特殊な器具を使って非常に小さい傷(1〜3mm)だけで静脈瘤を切除する方法が多く選択されています。
80列マルチスライスCTによって撮影されたデーターを3次元画像に加工を行い、造影剤なしで表在(大・小伏在)静脈の走行や拡張の程度、形態評価を行います。(※痛みや薬のアレルギーの心配は不要です。)得られた三次元画像より病変部位に合った治療を法を選択でき術前にどの組み合わせで治療を行うのか計画を立てることができます。右の治療例では、4つの手技を組み合わせて手術を行っています。